【カンヌ聯合ニュース】フランスで開催中の第79回カンヌ国際映画祭で、ミッドナイト・スクリーニング部門に招待された韓国のヨン・サンホ監督のゾンビ・スリラー「群体(原題)」(英題「COLONY」)が16日(現地時間)、上映された。
ヨン・サンホ監督(ショーボックス提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
同作はヒット作「新感染 ファイナル・エクスプレス」を手掛けたヨン監督の最新作で、都心の大型ショッピングモールで集団感染が発生し、バイオテクノロジー研究者のクォン・セジョン(チョン・ジヒョン)ら生存者がゾンビ化した感染者から逃げる脱出劇を描いた。ゾンビは互いに効率的にコミュニケーションを取り、「集団知能」を持つ存在として描かれ、新しい恐怖を呼ぶ。
ヨン監督は韓国報道陣とのインタビューで、同作は人工知能(AI)と人間の違いという関心から出発したとし、「AIは『普遍的思考』の総和であり、少数意見というものがないアルゴリズムであるのに対し、人間は少数意見を出すことができる存在だ」と指摘。「個別性が人間の大切な特性になり得る」との考えを示した。
知能を共有するゾンビという新たな存在は観客の好奇心を刺激し、生存者や感染者がその後どう生きていくのかという疑問を呼び起こすが、続編の計画はないという。ただ、「『群体』以降の世界がどうなるかを描いたグラフィックノベルを書いた。それを基にしたゲームを構想中」と明かした。
下半身まひで車椅子を使うIT従事者のヒョンヒを演じたキム・シンロクは「進化するゾンビがAIやビッグデータ、集合知、ゲームといった現代的なキーワードと結びついているのが新鮮だった」とし、ヨン監督の作品のうち同作が「最も頂点にある」と力を込めた。
ヒョンヒの弟のヒョンソクを演じたチ・チャンウクはゾンビを題材にした物語だが「普通の人々の現実とつながっている」と魅力を語った。
カンヌで初公開された同作は韓国で今月21日に封切られる。
「群体」のポスター(ショーボックス提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
キム・シンロク(ショーボックス提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
チ・チャンウク(ショーボックス提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
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